「BtoB企業も見ておいたほうがいい」と聞いても、思い浮かぶ社名がない。就活サイトで何と入れて検索すればいいのかも分からない。BtoB企業を探し始めた就活生の多くが、この入口で止まります。
BtoB企業は、名前を知っている会社が仕事のために「買っているもの」からたどると見つかります。たどり方と見つけた会社の確かめ方、知らない会社から声がかかる準備を紹介します。
目次
社名が浮かばないのは、会社が買う場面を見ていないからです
学生が名前を知っている会社の多くは、客として買い物をした会社です。BtoB企業は会社を相手に商売をしているので、その場面に学生が居合わせることはほとんどありません。
見当は、会社が仕事のために買っているものからつけます
就活サイトで「BtoB」と入れても、知らない社名が並ぶだけでは、どれを開けばいいか決められません。どんな会社も、商品を作ったりサービスを届けたりするために、ほかの会社から何かを買っています。その買い物の相手がBtoB企業なので、ここから見当をつけます。
ただ、一人で想像できる買い物の種類には限りがあります。並行して、BtoB企業のほうから見つけてもらう入口も作っておきましょう。キミスカは、企業の担当者が学生のプロフィールを見てスカウトを送る就活サービスで、学生は無料で使えます。まずはプロフィールの入力から始められます。
思いつかなかったBtoB企業と出会う入口をキミスカで作る
身近な会社の買い物を3つに分けて、業界の名前をたどります
名前を知っている会社を一つ選び、仕事のために買っているものを、材料・部品、設備・道具、仕事を回す仕組みの3つに分けて書き出します。コンビニなら次のとおりです。
| 買っているもの | コンビニの例 | たどり着く業界の例 |
| 材料・部品 | 弁当の容器、包装のフィルム、食品の原料 | 化学・素材メーカー、包装資材メーカー、専門商社 |
| 設備・道具 | 冷蔵ケース、レジ、店の照明や空調 | 機械・電機メーカー、設備工事 |
| 仕事を回す仕組み | 店へ商品を運ぶ配送、在庫と発注のシステム、店員の採用 | 物流、システム開発、人材サービス |
鉄道会社なら車両や信号、病院なら医療機器や電子カルテのシステムと、選ぶ会社を変えると並ぶ業界も変わります。何社か続けると、自分が気になるのが材料か、機械か、仕組みかが見えてきます。
業界の名前が分かったら、就活サイトとホームページで探します
業界の名前が分かれば、就活サイトで業種を選んで検索できます。会社のホームページでは、事業内容と主な取引先を開きましょう。中小企業まで広げて探したいときは、中小企業の探し方と応募前の見極め方も使えます。
見つけた会社は「誰の・何を・どう助けるか」の1文にします
見つけた会社のホームページは専門の言葉が多く、何の会社か分かりにくいことがあります。読んだら「食品メーカーの、弁当の容器を、軽くて丈夫な素材で作って助ける会社」のように、誰の・何を・どう助けるかを1文で書きましょう。1文にできない会社は、まだ事業が読めていない会社です。
導入事例や納入実績のページがあれば、どんな会社の困りごとをどう解決したかが具体的に読め、志望理由の材料にもなります。調べる項目は新卒が応募前に確認する企業研究の12項目にまとめています。
説明会では、1年目の仕事と仕事の進め方を聞きます
会社を相手にする仕事は学生が見たことのない場面で進むので、働く姿は説明会や面談で聞いて確かめます。
転職で会社を選んできた人に、年収のほかに必ず確かめていたことを聞くと、答えは「仕事の進め方」だったそうです。どういうことを、どういう流れでできて、組織としてどういう動きが推奨されるのか、という中身です。
新卒の説明会でも、1年目に任される仕事、取引先とのやり取りの流れ、チームで求められる動き方を聞いてメモに残すと、面接で「なぜBtoBなのか」と聞かれたときの材料になります。
キミスカで、BtoB企業から見つけてもらいます
キミスカは、株式会社グローアップが運営するスカウト型の就活サービスで、学生はすべての機能を無料で使えます。企業の採用担当者がプロフィールや自己PRを読み、会って話をしてみたいと思った学生にスカウトを送ります。社名を知らない会社から届いたら、その会社も1文に直してみましょう。自分では書き出せなかった買い物の相手に出会えます。
スカウトの種類と、先に入れる項目
スカウトはゴールド・シルバー・ノーマルの3種類で、どれを送るかは企業が決めます。公式サイトによるとゴールドは全体の4%なので、何通も届いたらゴールドから読むと順番を決めやすくなります。承認するとメッセージのやり取りが始まり、内容によっては面談から始められます。
公式サイトでは、自己PRと写真が企業の目に最もつきやすい項目だと案内しています。プロフィールはあとから更新できるので、この2つを先に入れ、ほかの欄は少しずつ埋めていきましょう。
BtoB企業に見つけてもらうプロフィールをキミスカで作る
オファーボックスにも登録し、出会う業界を広げます
まずキミスカにプロフィールを入れ、同じタイミングでオファーボックスにも登録しておきましょう。登録している企業が同じとは限らないので、両方に出しておくと声をかけてくる会社の業界が広がります。
オファーボックス(OfferBox)は、株式会社i-plugが運営するオファー型の就活サービスです。2027年卒・2028年卒が対象で、学生は完全無料で使えます。企業が学生のプロフィールを見て、直接オファーを送ります。
知らなかった業界の会社から、面談やインターンのオファーも届きます
公式サイトでは、オファーを受け取ると、知らなかった業界や企業を知るきっかけになると案内しています。オファーには直接選考のほか、個別面談やインターンシップもあります。仕事の中身がまだ分からないBtoB企業なら、個別面談から話を聞くと、1年目の仕事や進め方を確かめやすくなります。
書き終えたESをアップロードすると、AIがプロフィール文を提案する機能もあります。公式サイトによると、プロフィールを80%以上入力するとオファーを受け取りやすくなります。
両方から同じ会社に声がかかったときは、どちらか一方のやり取りで選考を進めます。就活サービスは全部で3〜4つまでにしておくと、届いた連絡を読み切れます。登録は無料なので、手元のESをアップロードしてプロフィールづくりから始めましょう。
知らなかった業界の会社とオファーボックスで出会う
よくある質問
Q. BtoB企業とBtoC企業では、新卒の仕事内容はどう違いますか?
A. いちばん大きな違いは、仕事で向き合う相手です。BtoC企業は個人のお客さんに商品やサービスを届け、BtoB企業は取引先の会社の担当者とやり取りしながら仕事を進めます。取引先の困りごとを聞き、自社の製品やサービスでどう解決するかを考える場面が多くなります。同じBtoB企業でも、営業・開発・事務などの職種によって、1年目の仕事は大きく変わります。会社ごとの違いは、説明会で1年目に任される仕事を聞いて確かめましょう。
Q. 面接で「なぜBtoB企業を志望するのか」と聞かれたら、どう答えればいいですか?
A. 会社を相手にする仕事のどこに惹かれたのかを、自分の経験と結びつけて答えます。「安定していそうだから」のような印象だけでは、その会社を選んだ理由が伝わりません。身近な会社の買い物から業界をたどった過程や、「誰の・何を・どう助けるか」の1文を使い、その助け方に関わりたい理由を話しましょう。人の困りごとを聞いて解決したゼミやアルバイトの経験があれば、その場面を添えます。組み立て方は志望動機が思いつかない新卒向けの5ステップも参考になります。
Q. BtoB企業は、就活サイトだけで探せますか?
A. 就活サイトでも探せますが、業界の名前が分かっていないと、検索の入口が決まりません。先に身近な会社の買い物から業界の名前をたどり、その名前で業種を絞って検索すると、出てくる会社を読み比べやすくなります。大学のキャリアセンターに届く求人票や、学内の説明会にも、BtoB企業が参加していることがあります。自分で探すのと並行して、キミスカやオファーボックスにプロフィールを出しておけば、検索しなかった会社から声がかかる入口も持てます。
Q. 名前を知らないBtoB企業からスカウトが届いたら、どう判断すればいいですか?
A. ホームページで事業内容と主な取引先を読み、「誰の・何を・どう助ける会社か」を1文に書くところから始めます。1文にできたら、導入事例や納入実績で、実際に助けた場面を確かめましょう。それでも働く姿が浮かばないときは、面談や説明会で、1年目の仕事と仕事の進め方を聞きます。話を聞いて合わないと感じたら、断って構いません。返事の期限は確かめておき、断る場合も早めに伝えます。返事の決め方はキミスカのスカウトへの返信を判断する方法にまとめています。
Q. BtoB企業を探すとき、業界は最初に一つへ絞ったほうがいいですか?
A. 最初から一つに絞らなくて大丈夫です。材料・設備・仕組みの3つの買い物を何社かで書き出すと、気になる種類が少しずつ偏ってきます。その偏りが見えてから、業界を二つか三つに絞れば十分です。早く一つに決めすぎると、その業界の選考が続けて終わったときに、次に受ける会社を探し直す時間がかかります。絞り込んだあとも、スカウトで届いた別の業界の会社は、1文に直して読んでおきましょう。思っていた業界と仕事の進め方が近い会社が見つかることもあります。
まとめ|会社の買い物からたどり、スカウトでも出会います
社名が浮かばないときは、身近な会社の買い物から業界をたどりましょう。自分で探すのと並行して、スカウトで企業からも見つけてもらいます。
✔ この記事で押さえたこと
- BtoB企業が見えないのは、会社が買う場面を見ていないから
- 身近な会社の買い物を、材料・設備・仕組みの3つに分けて業界の名前をたどる
- 見つけた会社は「誰の・何を・どう助けるか」の1文にし、導入事例と説明会で確かめる
- まずキミスカにプロフィールを入れ、同じタイミングでオファーボックスにも登録する
知らないBtoB企業からのスカウトをキミスカで受け取る
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